二十三夜に魅せられて
東京・檜原(ひのはら)村の石塔石仏と各地の二十三夜塔を訪ねて
2013年8月29日木曜日
地蔵 / 時坂・瀬戸沢
時坂の峠から奥へ行くと瀬戸沢。今はすぐそばまで車が入る。
昔は檜原以外の人は番所を通れないので、山梨、奥多摩の馬は、ここで炭などを檜原の馬につけかえて、五日市まで運んだという。
今も一軒家があり、季節にはそばやさんになっている。
最初見つけた時は、首が落ちていた。村史のリストでは瀬戸沢には馬頭観音しか見当たらない。
2013年8月22日木曜日
地蔵 / 笹平
(地蔵 頭部)
檜原南谷十組のうちの柏木野組の小名・笹平
道路沿いに百番塔や庚申塔と並ぶ
頭部のみ
2013年8月20日火曜日
聖観音 / 下元郷
(聖観音像)
道路沿いで、沢の近くにあり、最初は馬頭観音のように見えました。よく見ると左手に未敷(みふ)の蓮華を持つので、聖観音(しょうかんのん)でしょうか。
文字は読み取れません。村史のリストにも見当たりません。
蓮華は慈悲のしるしで、「未敷」は衆生が本来持つ仏性がまさに開こうとしているところと、あります。
女性の信仰が多く、女性の墓石にも多く彫られたようです。単独で、この場所では、寂しい感じもしますが移動の可能性もあります。
2013年8月13日火曜日
道しるべ / 中里
(正面)大沢地区の 「大たけ入口」の道しるべに似ている気がしますが、読み取れません。 村史リストにも見当たりません。
(向かって右側面) 八王子井桁屋
(向かって左側面) ・・・ 鍋屋
中里地区の旧道。水がわき出ていた跡があり、向いには大きな庚申塔が建っています。
草の中にひっそりと。大岳神社、大岳山の登り口です。
八王子に、今でも井桁屋さんありますが・・・
2013年8月9日金曜日
光明真言供養塔 / 中里
光明真言供養塔
文政六癸未天六月十七日建之
中里地区の墓地の入り口にある、宝篋印塔。突起が大胆に大きい。
光明真言は陀羅尼(呪文)のひとつ。この真言で加持した土砂を死者にかければ極楽往生ができるという。
文政六年癸未は1823年。
2013年8月4日日曜日
百番塔 / 笛吹
百番塔
右ハかづま
左ハさいはら
大や与左衛門
天保十二丑年
檜原村笛吹(うずしき)、新編武蔵國風土記稿には(ウソフキ)とルビがふってある。
旧道の十字路にたつ、道しるべをかねた百番塔。
山の方へ向かう先が、数馬(かずま)、反対側で山を越えると山梨県上野原市西原(さいはら)。
天保12年は1841年。
2013年8月2日金曜日
勢至燈 / 青梅市
勢至燈
明治二十年五月廿三日健之
発起人中 武州二俣尾村
神田芳平 (等11名)
沢井有志 英豊仙
当山三十一世 三田祖心
同三十二世 鶴岡霊苗
大変立派な山門の、海禅寺というお寺の境内。
一帯を支配していた三田氏の菩提寺。
廿三夜待本尊とされる勢至菩薩。
灯籠の竿石に「勢至燈」と刻まれている。
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