二十三夜に魅せられて
東京・檜原(ひのはら)村の石塔石仏と各地の二十三夜塔を訪ねて
2013年10月31日木曜日
地蔵菩薩 / 中里
(地蔵像) 頭部欠落
地蔵菩薩は近世になると民間信仰と結ばれ、あらゆる願いをかなえてくれるとか、子どもを守るとして、広く信仰されている。
しかし檜原村では、それほど多くは見られない。中里地区でもこの1体しかない。
手のあたりも欠けているが、おそらく右手が錫杖、左手が宝珠を持っていたように見える。
桜の樹の下で、草におおわれていて、長い間存在に気がつかなかった。
2013年10月30日水曜日
馬頭観音 / 笹野
(馬頭観音像)
舟型に浮彫した立像。慈悲相。
今は4体が並んでいるが、以前はどうであったか。
年紀等は不明。
2013年10月28日月曜日
馬頭観音 / 笹野
(馬頭像)
文政九戌年十月吉日
角柱型にぽってりとしたお顔、大きな馬頭がほほえましい。
文政9戌(イヌ)年は、1826年。
2013年10月27日日曜日
馬頭観音 / 笹野
(三面馬頭観世音像)
昭和五十五庚申九月吉祥日建之
施主 田中忠義
昭和の馬頭観音です。三面八臂の憤怒相。
2013年10月21日月曜日
社寺号標石 / 中里
聖護院宮御免許
小宮万蔵寺(?)・・
正覚院・・・
(側面) 寛政十午六月吉日
宮・・立
風土記に、「本山修験木曽村住善寺ノ触下ナリ。小宮山萬蔵寺ト號ス」 とあります。
木曽は武州多摩郡木曽で、現在の町田市木曽。住善寺は吉祥山住善寺覚圓坊と称し
天台宗で本山は園城寺(三井寺)。修験の「本山派」ですね。
建物正面、石段の下に立っています。寛永十年は1798年。
2013年10月15日火曜日
馬頭観音 / 白倉
(馬頭観音)
白倉地区の道路沿いで、コンクリートで吹きつけられた崖の中に立っている。
上部が欠けているが、よく見ると手を合わせた可憐な姿の馬頭観音と思える。村史には白倉地区の馬頭観音としては郷土資料館にある1体しか載っていないが、どうでしょうか。
(2014.1.2)
2013年10月8日火曜日
社寺号標石 / 白倉
大嶽社
御宝前
笠つきで、紀年等は見当たらない。台座の後側は埋もれている。
御宝前は、本殿の前というような意味。1丁目の石塔の反対側にある。
何故か「村史」のリストには載っていない。
2020.12.27追記
向かって右側面に「愛染社」
背面に「宝暦十一辛巳七月吉日 講中 廿三人」
宝暦十一年は1761年
2013年10月3日木曜日
道しるべ / 白倉
一丁目これ(より)四十丁
発起 中里 文右門
宝暦十一辛巳六月吉日
文右衛門? 宝暦十一年(かのと・み)は、1761年。
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