二十三夜に魅せられて
東京・檜原(ひのはら)村の石塔石仏と各地の二十三夜塔を訪ねて
2017年12月31日日曜日
千葉県 / 印西市
参考資料によると
(正面右寄りに) 廿三 (とあり上部に刻雲他は風化)
(左側) 文政十年丁亥 (以下埋没)
(右側) 當村
印西市の木下(きおろし)駅から南西に3キロ程の亀成地区。手賀沼に近い川の側に、厳島神社と水神社があった。
十九夜の像塔・文字塔などと一緒に、だいぶ摩耗した二十三夜塔が並ぶ。資料には「刻像」となっている。
2017年12月27日水曜日
千葉県 / 印西市
二十三夜供養塔
文政二卯季二月日鹿黒邑講中
左 江戸みち
印西市鹿黒地区に並ぶふたつめの二十三夜塔は、角柱型の文字塔。足元には小さな庚申塔。
文政の「政」の字の左右のつくりが上下になった異体字。(向かって右側面)
一緒にたくさん並ぶ十九夜塔は美しい。
2017年12月24日日曜日
千葉県 / 印西市
廿三夜結願成就如意満定祈
(勢至菩薩像)
于時元禄三天庚午十一月吉祥□四人施主敬白
印西市の鹿黒地区。道路わきにたくさんの十九夜塔や庚申塔などが並んでいる。
その中に二十三夜塔が2基。舟形の像塔と角柱型の文字塔が一基ずつ。
像塔の方は元禄三年、1690年とかなり古い。結願成就の穏やかな顔立ちか。
同所の十九夜塔で一番古いのは貞享三年1686年で、ほぼ同時代となる。
2017年12月15日金曜日
千葉県 / 印西市
廿三夜
天保十一庚子歳八月吉祥日
印西市古新田地区の集会所には、Lの字型に大量の石塔が並んでいる。
資料「印西町石造物 第七集 大森地区調査報告書 平成二年」には、十九夜塔10基、子安塔8基、如意輪観音2基、二十三夜塔2基、その他11基で、計33基とある。
現在は、100基あまりが集まっている。天保十一年は1840年。
2017年12月12日火曜日
千葉県 / 印西市
奉造立勢至大菩薩廿三夜廻忌驗成就事
寛文十天庚戌□
初冬勢至日爲二世安楽也月待結廿余人
向かって右側面に(勢至菩薩立像)
向かって左側面に(地蔵菩薩立像)
印西市の古新田地区の集会所脇。笠付角柱型で、資料によると高さ151cm。
側面の両菩薩像が美しい。寛文十年は1670年。
2017年12月9日土曜日
千葉県 / 印西市
(勢至菩薩像)
元禄十丁丑年同行
十一月二十三日 三十人
千葉県印西市は印旛沼の西にあたり、北側を利根川が流れている。
JR成田線の木下(きおろし)駅から南へ歩く。古新田地区の集会所のそばに、数多くの石仏・石塔が並んでいる。如意輪観音の十九夜が多い。隅にひっそりと笠付きの角柱型に勢至菩薩が彫られている。元禄十年は、1697年。320年も前。二十三夜塔としてはかなり古い。
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