東京・檜原(ひのはら)村の石塔石仏と各地の二十三夜塔を訪ねて
(立像)
天明三癸卯歳下相原村
孟夏吉祥日 女人講中
JR横浜線相原駅の東約1.2キロ、国道16号を越えてすぐ。このあたりはまだ里山の景色も残っている。蚕種石という繭型の大きな石がそばにあり、案内板が設けられている。
笠付角塔型の天明三年(1783)の二十三夜塔。向かって右となりは青面金剛・三猿の庚申塔で安永二年(1773)。五輪塔も並びにあり、それぞれ花が供えられている。
二十三夜塔
町田市三輪町、椙山(すぎやま)神社。旧武州三輪村。由緒書には、付近の山容が大和の三輪山に似ているため、三輪山がご神体の大神(おおみわ)神社より勧請されたという伝承があると記されている。「椙」の字も珍しい。
鳥居脇に天保五年の「地神塔」と建立年不明の「二十三夜塔」が建っている。どういうわけか、向きが互い違いになっている。