2014年8月3日日曜日

山梨県・上野原市棡原

廿三夜

寛政六甲寅天 十一月吉祥日

棡原(ゆづりはら)から西の西原(さいはら)や小菅村の方へ向かう街道を行くと、大垣外(おおがいと)という集落がある。古そうな地名である。
旧道と思われる道を何度も探し回るが見つけられない。暑い日差しの中、歩いている人の影もない。
お店があったので声をかけると、出てこられたおばさんがあっさり、「あるわよ」。 偶然にも、そのお宅の土地にたっているとのこと。
石塔のいわれや、なにかそれに因んだ行事があったかどうかは、覚えがないということだった。

教えられた道を川の方へ下って行くと、橋の手前に庚申塔や寒念仏塔、大橋供養塔が並んでいた。どっしりと力強い石塔たちで、周囲もきれいに手入れがされている。

寛政6年甲寅(きのえとら)は、1794年。








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