2016年7月26日火曜日

鎌倉 / 東慶寺

二十三夜待供養

宝暦四庚戌天 當村施主

四月吉日 四十五人

北鎌倉円覚寺の向かい側、縁切り寺として知られる東慶寺。
明治35年までは尼寺ということで、女人の月待が行われていたか。

勢至菩薩と思われるが、宝冠や髪形、そして光背も可愛らしい。
260年も前の建立だが、女性たちにずっと愛おしまれてきたに違いない。

東慶寺墓地には、田村俊子、高見順、西田幾多郎、鈴木大拙、そして小林秀雄も眠る。











2016年7月21日木曜日

山梨県 / 道志村

廿三夜

となりは天保三年(1832)の唐破風付き庚申塔。
ほかに双体道祖神や馬頭観音など。

山梨県道志村の善之木地区。道志道沿いに津島神社があり、少し脇道に入ったところの個人宅庭先に石塔群あり。



2016年7月12日火曜日

山梨県 / 道志村

○ 廿三夜

村中

山梨県道志村神地(かんち)地区。道志道沿いに石塔群。
二十三夜塔のとなりは宝永二年(1705)の観世音菩薩。唐破風付きの庚申塔は宝永三年。
六地蔵の石幢、馬頭観世音が並ぶ。




2016年7月4日月曜日

山梨県 / 道志村

廿三夜

明治二十一子年  十月吉日

谷相中

山梨県道志村の谷相(やそう)地区。道志道から少し入ったところに石塔が並んでいる。
全体に浅い彫りで、向かって左隣は同年同月の庚申塔。
右は馬頭観世音。
明治の建立で、道志村では年号の分かる二十三夜塔では最も新しい。庚申塔は昭和の年号もあるようだ。