文政八乙酉八月吉辰
講中
溜水(たるみず) 残草(ざるそう) 小峰 上田代 西谷戸 西原
愛川町田代の田代坂下バス停の近くの西谷戸。後方に見えるのは富士居山というらしい。文政八年(1825)、石塔裏面にある6か所の講中の建立か。
「愛川町の講」 町教委1998 によると、当時田代地区に二つの講が残っていたようだ。
西谷戸は7戸の女性が新暦の二十三日に持ち回りの講宿に集まり、掛け軸をかけ、鉦を鳴らし経文や念仏を唱和・・・
西原も11戸の主婦が4,5,10,11月の都合の良い日に集まり、やはり掛け軸をかけ、鉦、念仏、数珠繰りをおこなう・・とある。
掛け軸も「勢至菩薩」ではなく、二十三夜に念仏講や大師講が習合しているようだ。