2015年5月31日日曜日

村外・大月市猿橋町

二十三夜塔

享和三癸亥天

正月吉日 東光現住東海書

住職の書のようだが、石もお坊さんを思わせる。
大月市猿橋町の小倉市区。普通の住宅脇に「蚕神」と並ぶ。周りには地蔵や石灯籠が雑然と集まっている。
享和三年癸亥(みずのと・い)は、1803年。



2015年5月28日木曜日

村外・大月市猿橋町

廿三夜

安政丁巳暦敬建之

総講中

大月市猿橋町の小沢、幡野地区から甲州街道の方へ戻る途中の田中地区。
照光院への登り口にお地蔵さまと並んでいる、二十三夜塔。

安政丁巳は安政四年、1857年。



2015年5月26日火曜日

村外・大月市猿橋町

廿三夜

天保十四年卯正月吉日

施主 萬人講  □□□□

最後の四文字は異体字で、不明。願主奉輔のようにもみえるが。

大月市猿橋町の小沢地区より甲州街道へ戻る途中を東へ右折。さらに奥まった感じのところに桃源郷のような集落が現われる。幡野地区。

山すそにお堂があって、その脇に花文字のような珍しいフォントの廿の二十三夜塔。







村外・大月市猿橋町

廿三夜塔

造立年等は不明。

大月市猿橋町。甲州街道から南へ3キロほど入った山あいの小沢地区。

もとは小学校だったと思われる公民館の広場で、草取りをしている人に塔のことを尋ねる。
うちの前にあるのがそうかな、ということで行ってみると、ちょうどその方のお母さんが家の前にいらっしゃった。
話をうかがっていると、なんと亡くなったお舅さんは檜原村の出身とのこと。偶然にも檜原に関係ある方が廿三夜塔を守っていらした。




2015年5月24日日曜日

村外・大月市猿橋町

(廿) 三夜

山梨県大月市猿橋町藤崎の小田地区。妙楽寺の明治18年の廿三夜塔のそばに、上の方が折れてしまっている二十三夜塔がたっている。「大月市の石造物」平成5年に、記載がない。
文字をよく見ると、あとから無理やり彫りなおしてあるように見えなくもない。





2015年5月23日土曜日

村外・大月市猿橋町

廿三夜

明治十八年七月十日

桂川の蛇行にそって、右岸・左岸を街道が通る。養福寺から西へ進む。
猿橋町藤崎の小田地区に妙楽寺。
脇に石塔が集められている。その中の二基の廿三夜塔のひとつ。
川をはさんで対岸側に千メートル級の山が見える。

文字もあっさりとした明治の塔。1885年。










2015年5月16日土曜日

村外・大月市猿橋町

子安 念三夜

于時寛政四壬子秋

大月市梁川町から西へむかい、猿橋町小篠地区の養福寺。桂川をはさんでJR中央線鳥沢駅の対岸側にある。
畑の中を参道が通り、入口に大きな石塔が建っている。奈良の明日香が思い起こされるような景色。
子安と彫られている。 寛政四年は1792年。




2015年5月15日金曜日

村外・大月市梁川町

念三夜

享和三念

亥十月吉日 上村中

大月市梁川町の網の上、原地区。現在の甲州街道(国道20号)から、JR中央線の線路の方へ細い道を入っていくと、馬頭観音や庚申塔、二十三夜塔が並んでいた。
享和三年は、1803年。









2015年5月13日水曜日

村外・大月市梁川町

 七夜待供養

連久中衆内槃栄処

宝暦七歳丑霜月吉日

願主 蘭応□□ 建立


大月市梁川町彦田地区の観音堂境内にある、笠付角柱の月待塔。
七夜待ちとは十七夜から二十三夜までの七夜にわたって月待ちをする習俗とある。(日本石仏事典) 宝暦七年は1757年。







2015年5月10日日曜日

村外・大月市梁川町

念三夜

嘉永二酉吉辰

当村講中

中央線梁川駅のホームの山側に観音堂がある。彦田地区。
階段の登り口に、嘉永二年1849年の念三夜塔。すっきりとした彫り。












2015年5月9日土曜日

村外・大月市梁川町

(種子) 廿三夜

文化元甲子年

七月吉日 村中


大月市梁川町の清水地区。集落の上のほうに天神社があって、その参道登り口にくっきりとした彫りの廿三夜塔。文化元年甲子(きのえね)は、1804年。

階段をのぼると可愛らしいお地蔵さまがたっていました。





2015年5月8日金曜日

村外・大月市梁川町

廿三夜

大月市梁川町の金畑地区。中央線や甲州街道からみると桂川の対岸。
現在は上野原市の、秋山へ通じる古道があったようです。その沢沿いに石塔群。
地元の方に案内していただいた時は苔や落ち葉におおわれていましたが、掃ってみると馬頭観音や供養塔、そして三の文字が現れました。

廿三夜塔。上部が折れてしまったようにみえます。種子があったかもしれません。
きれいに掃除され見違えるようになりました。




2015年5月7日木曜日

村外・大月市梁川町

廿三夜塔
 
明治廿九年

九月吉日 下山清左衛門

大月市梁川町の中野地区の畑の隅にある、もうひとつの廿三夜塔。



2015年5月6日水曜日

村外・大月市梁川町

廿三夜塔

明治九年 

七月九日

大月市梁川町の中野地区。畑の隅に石祠や石塔が立っていた。
二十三夜塔は2基あるがどちらも小さめで、彫りもあっさりしている。




村外/大月市梁川町

(種子) 二十三夜


種子は、勢至菩薩を表す「サク」

大月市梁川町の中野にある瑞淵寺の入り口近くに、大きな万霊塔や地蔵と並んでいる。すぐ前に木があって写真が撮りにくいが、種子の下に二十三夜と彫られている。

後ろに年号があるがはっきりしない。文化九歳十一月のようにも見える。文化九年だとすると壬申(みずのえさる)で、1812年。
大月市教育委員会 H5年 「大月市の石造物」のリストにも年紀は入れてない。

石の文字が薄らいできたので、近所に住む方が彫りなおしたという話を聞いた。