2016年8月31日水曜日

神奈川県 / (旧)相模湖町

二十三夜

神奈川県(旧)相模湖町千木良西地区。国道20号(甲州街道)から少し入ったところにある、善勝寺。境内の樹齢800年という高野槙の樹の下に赤子を抱いた親地蔵が座し、まわりに柱状の一面に2体ずつ地蔵が彫られたものが、計100体の天保六年(1835)の百地蔵。

そばに名号塔や百万遍塔と並んで、けなげな二十三夜塔があった。




2016年8月28日日曜日

神奈川県 / (旧)相模湖町

廿三夜

文政三庚辰

旧津久井郡相模湖町。現在は相模原市緑区の与瀬地区。旧道沿いに火伏の神様、秋葉神社の鳥居が見える。よく見ると竹で出来ている。

入口に、庚申塔や名号塔、地蔵尊などが並んでいる。端に隠れるようにひっそりと、小さな二十三夜塔。

文政三年庚辰(かのえたつ)は、1820年。






2016年8月25日木曜日

神奈川県 / (旧)相模湖町

(サク) 廿三夜

旧道の旧相模湖町橋沢。傍らの階段上は十二天の神社とある。
向かって左は文政三年(1820)の「百万遍塔」 こちらも百の上の円の中に梵字がある。
ほかに庚申塔、名号塔、馬頭観音など。
周りは街道の面影を残している。





2016年8月20日土曜日

神奈川県 / 藤野

廿三夜

村中

甲州道中吉野宿、とある。現在の甲州街道から少し山寄りに旧道がある。六地蔵など見て登っていくと、道脇に石塔群。
明治二十年の大きな「蚕影(こかげ)山)」、光明真言供養塔、名号塔、かなり摩耗した双体道祖神ほかが、二十三夜塔と並んでいる。
蚕影神社は茨城県つくば市で、養蚕の神を祀り、「蚕影山」は寺院時代の山号。
この地域も養蚕が盛んだったようだ。資料には五月の八十八夜の夜、椚戸集落でお祭りをする、とある。




2016年8月15日月曜日

神奈川県 / 藤野

廿六夜

弘化二年

30センチにも満たない小さな二十六夜塔。
中央本線藤野駅の東側より線路を北に越えて少し行った山あいの、地蔵広場との表示ところ。
元は清袋寺というお寺だったようで、昭和の資料では観音堂とある。建物は荒廃が進んでいる。

周りには地蔵尊のほか板碑、武州浅草半蔵坊の石塔などもある。弘化二年は1845年。











2016年8月13日土曜日

神奈川県 / 藤野

廿三夜

現在は神奈川県相模原市緑区となった、旧津久井郡藤野町の小渕地区。

JR中央本線藤野駅の西方、中央高速の塀を背に石仏群。二十三夜塔の造立年などは不明。
享保九年(1724)の青面金剛庚申塔や、文政三年(1820)秋葉大権現とある石灯籠など多数。すぐ横には稲荷社が建っている。

「夜」の文字が美しい。








2016年8月8日月曜日

日野市 / 二十三夜塔

二十三夜

明治二十三年 

十二月  二十三日

東京・日野市栄町の民家の塀によりかかるように建っている二十三夜塔。
どこからか移動してきたようにも見える。
市内の二十三夜塔としては、唯一か。
日野警察近くの「下河原観音堂」には二十三夜講中と記された青面金剛塔があるようだが、
現在、戸が閉ざされていて見ることができない。