2018年5月28日月曜日

東京都 / 渋谷区

奉  廿三夜待一結集 

武州豊島郡中渋谷村

延宝三乙卯年十一月廿三日

渋谷区代官山駅近くの猿楽町。以前は住宅街の路地にあったようだが、現在は猿楽古代住宅跡公園の片隅に移設されている。渋谷も昔は豊島郡か。
延宝五年(1677)、元禄十六年(1703)、宝永八年(1711)の庚申塔や、道しるべの地蔵尊と並んでいる。後ろには小学校の運動場。
均整の取れた美しい勢至菩薩像が、安住の地を得たようだ。




2018年5月25日金曜日

千葉県 / 八千代市

(サク)奉建立石佛一軆彫刻廿三夜開眼供養現當二世悉地成就

乃至三千百億無刹界含識有情同至楽岸敬白

以智恵光普照一切 令離三塗得□□□

元禄五壬申年二月廿三日

本願 仁兵衛・・人名17人

千葉県八千代市吉橋地区の寺台公会堂の横に石塔が並んでいる。国蔵院からは東に500m程。元禄五年壬申(みずのえさる)は1692年。古くて、笠付きの堂々とした勢至菩薩塔。
後ろには大きな農家の長屋門が見える。






2018年5月22日火曜日

千葉県 / 八千代市

二十三夜塔

八千代市吉橋の国蔵院、4基め。福島の地震の際に倒れ、そのままになっているのかもしれない。
「八千代市の歴史 資料編」にある、明治43年4月吉日 丸頭型というのがこれにあたるか。
後ろには明治廿八未年 の「二十六夜塔」があった。こちらも表面が剥離しそうになっている。


2018年5月21日月曜日

千葉県 / 八千代市

二十三夜塔

明治十八年 十一月吉日

八千代市吉橋の国蔵院3基目の二十三夜塔は、明治18年(1885)。
駒型で特に飾り気もない。前面に傷があるが、過去に倒壊したことがあるのかもしれない。



2018年5月14日月曜日

千葉県 / 八千代市

南無妙法蓮華経

勧請 二十三夜 大月天子 擁護

位光山二十一世日健 (花押)

寛政六年十一月吉日

高本村講中 願主(人名・・12名)

八千代市吉橋地区の国蔵院の、寛政六年(1794)の角柱型文字塔。
題目に続き、二十三夜と大月天子が並記されているのも珍しい。




2018年5月9日水曜日

千葉県 / 八千代市

(日・月)奉待二十三夜

天保十二辛丑年

閏正月吉日

(台座)高本村講中 治良右ヱ門・・他8名
    寺台村 藤之助他・・3名

八千代市吉橋地区。国蔵院とあるが堂宇は見当たらず、奥は農業関連の建物らしい。
脇に墓地があり、前面には二十三夜塔、二十六夜塔、十九夜塔(念仏・子安)ほか馬頭観音なども並んでいる。
天保十二年(1841)の閏正月とあるのが珍しい。太陰暦なので1か月が30日か29日しかなく、そのため数年おきに1年が13か月の年をもうけて、季節を合わせたようだ。天保12年は1月の後に、閏1月があったということになる。








2018年5月5日土曜日

千葉県 / 八千代市

奉待二十三夜塔

講中 島田新田

享和元酉年 十一月吉祥日

八千代市島田台の長唱寺。古い方の二十三夜塔は、享和元年1801年の建立。
文政、天保の子安塔や、大正の大帝釈天王ほか、数基の庚申塔が立ち並んでいる。