2017年1月29日日曜日

神奈川県 / (旧)津久井町

廿三夜

文政六年十一月吉日

旧津久井町でも南側、宮ケ瀬湖を渡る虹の大橋の近くの鳥屋地区。
県道が交差する地点に諏訪神社があり、石垣脇に石塔が並んでいる。馬頭や百番、大きな名号塔など、古い街道の趣を残す。文政六年は1823年。半月型。






2017年1月21日土曜日

神奈川県 / (旧)津久井町 

廿三夜

天保七□三□□□

神奈川県相模原市緑区(旧津久井郡津久井町)長竹の韮尾根地区。東側の志田峠に通じる古道だったのか、古木のそばに石塔が並んでいる。周りは開けていて、古よりそのままのような心休まる場所となっている。
年紀等は津久井町教委の石仏調査報告書より。高さ130センチと出ているが、下部は土に埋まっている。





2017年1月18日水曜日

神奈川県 / (旧)津久井町

二十三夜

天保四年正月吉日

長竹村講中

相模原市緑区長竹の白山神社の近く。わかれ道の所に百番観世音や名号塔などと並んで、自然石の二十三夜塔。 文字には墨が入っている。正面は勢いよく、力強く。裏の年号以下は赤で。
天保四年は1833年。






2017年1月11日水曜日

神奈川県 / (旧)津久井町

廿三夜

文久三癸宍年正月日

當村中

相模原市緑区長竹の春日神社脇にずらりと並ぶ石塔群。中に文政十二年(1829)の二十六夜塔もある。こちらの方が古い。
ほかには、百番プラス四国で百八拾八番供養塔、道祖神、庚申、太子講、霊玉符塔(妙見?)、馬頭観世音。

文久三年(1863年)癸宍は、癸亥(みずのと・い)か。





2017年1月8日日曜日

横浜市 / 青葉区

(日・月)廿三夜塔

安政三丙辰年正月日

東急田園都市線たまプラーザ駅の南約300mの住宅地の中に伊勢社。
鳥居のそばに角柱型の二十三夜塔が立っている。
安政の「政」の文字は偏と旁が左右ではなく、上下に重なる異体字になっている。





2017年1月1日日曜日

横浜市 / 緑区

二十三夜塔

秋厳原●書

嘉永三年庚戌十一月

東急田園都市線の田奈駅そばを流れる恩田川。橋を渡って少し丘陵をのぼると長津田団地がある。そのはずれの墓地わきに石塔が並べてある。
角柱型ではなく自然石形。

●は、軍の字の上の左右に刀のような形がみえるが、揮の異体字?
丘陵を反対側に降りると厚木街道で、途中、斜面に防空壕などが残っていた。
嘉永三年(かのえいぬ)は、1850年。表記が三と年の間に干支が入る形ではない。