2015年12月27日日曜日

山梨県・都留市

廿三夜

富士急谷村町駅から南へ向かう道路沿いに、上谷天満宮がある。参道の階段上に、おにぎりをちょっとかじったような形の廿三夜塔が見える。
年号等は見当たらず、教育委員会の冊子にもこの塔自体の記載がない。


2015年12月23日水曜日

山梨県・都留市

廿三夜

嘉永六年癸丑二月中浣

村中

都留市上谷の川棚地区。富士急谷村町駅の西側で、桂川を渡る。神社へ向かう道脇に道祖神や馬頭観音と並んでたっている。馬頭観音が美しい。
嘉永六年は1853年で、ペリー来航は6月3日。中浣は中旬の意。


 



2015年12月18日金曜日

山梨県・都留市

廿三夜

講中

大正三年三月吉日

都留市上戸沢地区。富士急赤坂駅より南東の二十六夜山の方へ4キロほど行ったあたり。ひっそりと立っていて、思いのほか見つけにくかった。ここも見晴らしのいい場所。
大正の文字塔。三年は1914年で、3月には東京駅落成。6月には第一次世界大戦といった頃。



2015年12月13日日曜日

山梨県・都留市

大勢至

弘化三年午三月 日

都留市法能地区。国道から少し入ると、古びた石塔がそこ此処にたっている古道が通っている。専徳寺、東光寺が近い。昔の穏やかな風景がしのばれる。
並んで建つのは大きな「名号塔」と、「廻国塔」。はす向かいには昭和の馬頭観世音が2基。
弘化三年は1848年。



2015年12月7日月曜日

山梨県・都留市

廿三夜

都留市玉川地区。玉川橋脇から細い道に入る。おそらくこちらが旧道でしょう。
しめ縄がはられ、今でも信仰の対象として大切にされているのですね。
大きな台石にのっていますが年号等は彫られてなさそうです。




2015年12月5日土曜日

山梨県・都留市

勢至尊

嘉永甲寅二月吉日

當所講中建立

都留市四日市場地区の旧公民館の向かい、富士道沿いに建っている。
嘉永甲寅は7年で、1854年。3月には日米和親条約が結ばれる。11月に安政に改元。




2015年12月2日水曜日

山梨県・都留市

廿三夜

文政三辰中癸日

台石の後ろ側に半右エ門以下五人の名前  講中

都留市与縄の上手(わで?)

旧道になるのか、十字路に灯籠と並んでいる。向かい側には庚申塔。
文政三年庚辰(かのえ・たつ)は1820年。




2015年12月1日火曜日

山梨県・都留市

廿三夜

享和三癸亥霜月

施 □□

勘右衛門  林右衛門 勇蔵 文四郎

都留市与縄の日向地区。御岳神社の赤い鳥居が見えたので行ってみるが、二十三夜塔は見つからない。畑作業をしている方に尋ねると、知っていそうな方のお宅まで案内していただいた。
その方もいろいろ話をしているうちに思い出された。県道から少し入った所の倉庫の前。
享和三年癸亥(みずのと・い)は、1803年。